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大雨・台風のとき、愛媛で通れなくなる道:事前通行規制区間と高速道路の雨量・風の規制

大雨や台風の予報が出た旅行中に読む記事です。愛媛県の事前通行規制56区間、国道33号・11号の雨量の基準、松山自動車道とNEXCO西日本の雨と風、しまなみ海道の風の規制、見るページをまとめました。

この記事のまとめ

  • 愛媛県の一覧には、雨量などの基準に達すると通行止めにする県管理の国道・県道が56区間ある。
  • 国道33号の久万高原町内は連続雨量250mm、国道11号の西条市丹原町~東温市河之内は300mmが基準と、国の事務所のページに出ている。
  • 松山自動車道の雨量の基準は区間ごとに違い、NEXCO西日本の表では伊予IC~内子五十崎ICの連続雨量160mmが最も低い。
  • NEXCO西日本は強風の目安を10分間の平均風速20m/s以上としている。しまなみ海道の風速の数値は確かめられなかった。
  • 2026年6月の大雨では、しまなみ海道(西瀬戸自動車道)に通行止めの区間が出た。

大雨や台風の日は、雨量や風速が基準に達した道から止まる

愛媛県内の道路には、大雨や台風のとき、土砂崩れや落石が起きる前に通行止めにする区間があります。道路管理者は、この仕組みを「事前通行規制」と呼んでいます。愛媛県のページは、次のように説明しています。

事前通行規制とは、豪雨や地震などの異常気象時に、土砂崩れや落石等の恐れのある箇所を被害が発生する前に通行を規制することです。

雨がやんでも、すぐに通れるようになるとは限りません。この記事では、県が管理する道、国が管理する国道、高速道路、しまなみ海道を順に分けて、止まる基準と、旅行中に見るページを並べます。

道の種類ごとに、基準を決めている人が違います。1つの行き先へ向かうあいだに、管理する人が変わることもあります。予報が出たら、通る予定の道を、この記事の表で引いてください。

愛媛県が管理する国道・県道:異常気象時通行規制区間56区間

愛媛県の道路維持課のページには、「愛媛県内の事前通行規制区間」の表があります。区間は2種類です。

事前通行規制を行う区間には、一定の降雨量等に達した場合に通行規制する「異常気象時通行規制区間」と、気象・現地の状況等を判断して危険が予想される場合に通行規制する「特殊通行規制区間」があります。

1つめの異常気象時通行規制区間は56区間で、基準について次のように書かれています。

規制基準の一項目が基準に達した場合に通行規制します。

表の「規制基準」には、時間雨量、連続雨量、その他の3つの欄があります。時間雨量と連続雨量が両方そろわなくても、どれか一項目が基準に達した時点で規制がかかります。

表の数字の読み方

時間雨量と連続雨量の欄に、単位は書かれていません。石鎚スカイラインの県のページには、次の記載があります。

時間雨量40mm若しくは連続雨量200mmの降雨が観測された場合、通行止めを行いますのでご注意ください。

県道12号の土小屋~若山関門の行(時間雨量40、連続雨量200)と数字が同じなので、この記事ではmmと読んでいます。石鎚スカイラインのこのページの更新日は2021年4月1日です。

県の表には、この56区間に、国が直接管理する国道(11号・33号・56号・192号・196号)は入っていません。国の国道は、次の節で扱います。

国道の10区間(県が管理する区間)

県が管理する国道は、197号・319号・378号・379号・494号の区間が載っています。

路線 担当 区間 延長 時間雨量 連続雨量 その他
国道197号 八幡浜 八幡浜市大平 ~ 八幡浜市大平 0.5km 40 200 -
国道319号 四国中央 四国中央市金砂町平野山 ~ 四国中央市具定町 4.5km 40 200 -
国道319号 四国中央 四国中央市金砂町柳瀬 ~ 四国中央市金砂町柳瀬 1.3km 40 200 -
国道378号 八幡浜 八幡浜市大釜 ~ 八幡浜市真網代 1.0km 40 200 -
国道378号 西予 西予市明浜町田之浜 ~ 西予市明浜町狩浜 17.6km 30 200 風速15m/s
国道378号 大洲 大洲市長浜町須沢 ~ 大洲市長浜町須沢 1.0km 40 200 -
国道379号 中予 伊予郡砥部町川登 ~ 伊予郡砥部町川登 6.0km 40 200 -
国道494号 中予 東温市問屋 ~ 東温市河之内(郡境) 13.2km 30 100 -
国道494号 久万高原 上浮穴郡久万高原町笠方(黒森峠) ~ 上浮穴郡久万高原町笠方(小網) 2.5km 40 200 -
国道494号 久万高原 上浮穴郡久万高原町笠方 ~ 上浮穴郡久万高原町渋草 4.5km 40 200 -

国道378号の西予市明浜町(田之浜~狩浜、17.6km)の行は、「その他」の欄に風速15m/sが書かれています。雨量と風速の両方が基準になっている区間です。

県道の46区間

路線 担当 区間 延長 時間雨量 連続雨量 その他
県道5号 川之江大豊線 四国中央 四国中央市新宮町馬立辺地床 ~ 四国中央市新宮町馬立辺地床 7.6km 40 200 -
県道6号 高知伊予三島線 東予 新居浜市別子山葛龍尾 ~ 新居浜市別子山登美野 3.3km 40 200 -
県道9号 大野原川之江線 四国中央 四国中央市金生町切山 ~ 四国中央市金生町石ノ口 4.5km 40 200 -
県道12号 西条久万線 東予 西条市中野丙(中野大橋) ~ 西条市西之川乙(大宮橋) 20.7km 30 200 -
県道12号 西条久万線 久万高原 上浮穴郡久万高原町土小屋 ~ 上浮穴郡久万高原町若山関門 18.1km 40 200 -
県道13号 壬生川新居浜野田線 四国中央 四国中央市土居町天満 ~ 四国中央市土居町天満 4.8km 40 200 -
県道13号 壬生川新居浜野田線 四国中央 四国中央市土居町野田 ~ 四国中央市豊岡町長田 0.9km 40 200 -
県道17号 北条玉川線 中予 北条市儀式風早橋 ~ 北条市庄府(郡境) 4.0km 40 200 -
県道17号 北条玉川線 今治 今治市玉川町竜岡字原田 ~ 今治市玉川町竜岡字葛谷 2.0km 40 200 -
県道20号 松山北条線 中予 松山市長井方乙1551の1 ~ 松山市客 1.9km 40 250 -
県道28号 長浜保内線 八幡浜 八幡浜市日土町森山 ~ 八幡浜市日土町川辻 3.0km 40 100 -
県道30号 宇和三瓶線 西予 西予市三瓶町津布理 ~ 西予市三瓶町津布理 1.0km 40 100 -
県道32号 肱川公園線 西予 西予市野村町予子林 ~ 西予市町野村町予子林 7.0km 30 200 -
県道34号 平城高茂岬線 愛南 南宇和郡愛南町外泊 ~ 南宇和郡愛南町高茂岬 8.0km 40 200 -
県道36号 野村柳谷線 西予 西予市野村予子林 ~ 西予市野村町大野ヶ原 38.4km 30 200 -
県道36号 野村柳谷線 久万高原 上浮穴郡久万高原町西谷(郡境) ~ 上浮穴郡久万高原町西谷(中久保) 5.5km 40 200 -
県道47号 新居浜別子山線 東予 新居浜市立川町(生子橋) ~ 新居浜市別子山弟地 26.0km 40 200 -
県道126号 上猿田三島線 四国中央 四国中央市富郷町寒川山 ~ 四国中央市富郷町豊坂 12.7km 40 200 -
県道137号 金子中萩停車場線 東予 新居浜市星越町(金子橋) ~ 新居浜市萩生 2.8km 40 200 -
県道142号 石鎚伊予小松(停)線 東予 西条市小松町大字石槌字堂藪 ~ 西条市小松町大字石槌字黒川 3.1km 30 200 -
県道142号 石鎚伊予小松(停)線 東予 西条市黒瀬 ~ 西条市氷見 2.8km 30 200 -
県道147号 石鎚丹原線 東予 西条市小松町大字大郷字開 ~ 西条市小松町大字石鎚字湯浪 3.2km 40 200 -
県道152号 寺尾重信線 中予 東温市山之内 ~ 東温市藤之内 3.6km 40 200 -
県道153号 落合久万線 東予 西条市丹原町鞍瀬 ~ 西条市丹原町明河 10.6km 40 200 -
県道178号 湯山高縄北条線 中予 松山市九川字池田甲249-1 ~ 松山市横谷(横谷橋) 14.9km 40 200 -
県道195号 興居島循環線 中予 松山市泊町甲203 ~ 松山市泊町甲421の1 3.7km 40 200 -
県道195号 興居島循環線 中予 松山市門田町 ~ 松山市門田町 1.1km 40 200 -
県道196号 河中平井(停)線 中予 松山市川の郷(川の郷橋) ~ 松山市小野町(源ヶ谷橋) 8.0km 40 200 -
県道204号 長井方堀江線 中予 松山市長井方乙1551の1 ~ 松山市東大栗町 3.3km 40 200 -
県道206号 上怒和元怒和線 中予 松山市上怒和 ~ 松山市上怒和(小学校) 0.9km 40 200 -
県道207号 三坂松山線 中予 松山市窪野町(改良終点) ~ 松山市窪野町(市道分岐点) 2.2km 40 200 -
県道210号 美川川内線 中予 東温市井内上 ~ 東温市井内下 2.6km 40 200 -
県道234号 大洲保内線 大洲 大洲市西大洲山辺 ~ 大洲市西大洲安場 1.0km - - 鹿野川ダム 放流1,000t/s、水位4.7m
県道234号 大洲保内線 八幡浜 八幡浜市日土町瀬田 ~ 八幡浜市日土町尾之花 3.5km 40 100 -
県道234号 大洲保内線 八幡浜 八幡浜市日土樫の木 ~ 八幡浜市日土町川辻 1.0km 40 100 -
県道248号 瀬田八多喜(停)線 八幡浜 八幡浜市日土町瀬田 ~ 八幡浜市日土町瀬田 3.6km 40 100 -
県道252号 双岩停車場和泉線 八幡浜 八幡浜市釜の倉 ~ 八幡浜市谷 3.5km 40 100 -
県道298号 深浦港線 愛南 南宇和郡愛南町深浦 ~ 南宇和郡愛南町垣内 1.2km 40 200 -
県道300号 高茂岬船越線 愛南 南宇和郡愛南町高茂岬 ~ 南宇和郡愛南町武者泊 6.0km 40 200 -
県道302号 皿ヶ嶺公園滑川線 中予 東温市大字明河624 ~ 東温市大字河之内 6.9km 40 200 -
県道328号 柳谷美川線 久万高原 上浮穴郡久万高原町大字西谷 ~ 上浮穴郡旧柳谷村・旧美川村村境 9.5km 40 200 -
県道332号 篠山公園線 愛南 南宇和郡愛南町(旧一本松国有林69林班) ~ 南宇和郡愛南町正木御在所 12.8km 40 200 -
県道338号 岩城弓削線 今治 越智郡上島町弓削三ツ小島 ~ 越智郡上島町弓削太田(弓削大橋) 0.6km - - 二輪車は風速15m/s、車両は風速25m/s、凍結
県道338号 岩城弓削線 今治 越智郡上島町弓削佐島 ~ 越智郡上島町生名(生名橋) 0.5km - - 二輪車は風速15m/s、車両は風速25m/s、凍結
県道338号 岩城弓削線 今治 越智郡上島町生名 ~ 越智郡上島町岩城(岩城橋) 1.5km - - 二輪車は風速15m/s、車両は風速25m/s、凍結
県道339号 粟井浅海線 中予 松山市萩原字すべり石甲393 ~ 松山市萩原字柿成 1.5km 40 200 -

県道234号の大洲市西大洲山辺~安場の行は、雨量の基準がなく、「その他」の欄に鹿野川ダムの放流1,000t/sと水位4.7mが書かれています。ダムの放流量や水位で止まる区間です。

県道338号 岩城弓削線の3行(弓削大橋、生名橋、岩城橋)は、雨量の基準がなく、二輪車は風速15m/s、車両は風速25m/sと、凍結が書かれています。この3行は、雨ではなく風と凍結が基準です。

ほかの記事で扱った道のうち、次の2本は県の表に関係します。

  • 石鎚山のふもとへの道:県道12号の西条市側(中野大橋~大宮橋20.7km)が表に載っています。
  • 下灘駅への道:国道378号は、八幡浜市、西予市、大洲市長浜町須沢の行が表に載り、伊予市内の行は載っていません。

特殊通行規制区間22区間

2つめの特殊通行規制区間は、雨量の基準がありません。県のページは、次のように書いています。

気象・現地の状況等を判断して危険が予想される場合に通行規制します。

載っているのは、国道197号(伊方町大久~名取、3.7km)、国道378号(八幡浜市穴井、西予市三瓶町周木)、国道441号、県道の18区間です。佐田岬の灯台へ向かう県道256号 佐田岬三崎線(伊方町野坂~佐田岬、3.0km)もここに入っています。この道は、三崎港から佐田岬灯台への記事で扱っています。

雨量の数字が出ない分、事前に基準で見当をつけられません。大雨や台風の日は、規制の有無を当日の情報で確かめます。

国が管理する国道:松山河川国道事務所が決めている連続雨量

国道11号・33号・56号・192号・196号は、国土交通省が直接管理しています。松山河川国道事務所の松山第一国道維持出張所が管理する国道11号・33号のうち、雨量で通行止めにする区間は次のとおりです。

路線 規制区間 延長 規制条件
国道11号 西条市丹原町大字志川~東温市大字河之内 5.8km 連続雨量300mm
国道33号 久万高原町中津(県境)~柳井川 6.1km 連続雨量250mm
国道33号 久万高原町柳井川~中黒岩 7.6km 連続雨量250mm
国道33号 松山市窪野町~砥部町大字千足 12.9km 連続雨量250mm

出典:松山河川国道事務所「道の管理について」のページの「事前通行規制マップ」の表(2026年10月13日に確認)。区間名の「愛媛県」「上浮穴郡」「伊予郡」は省いて書いています。

国道33号の松山市側は、2つのページで書き方が違う

国土交通省の道路情報提供システムの国道33号のページには、松山市側の行が別の書き方で出ています。

区間 規制条件
松山市久谷町~砥部町千足 連続雨量 300mm または 連続雨量 170mm かつ 時間雨量 50mm

事務所のページは「松山市窪野町~砥部町大字千足」を連続雨量250mm、システムのページは「松山市久谷町~砥部町千足」を上の条件としています。区間の起点の地名も、基準も違います。どちらのページにも更新日の表示がなく、どちらが現行か確かめられませんでした。松山市側の現行の基準は、確かめられていません。久万高原町内の2区間(中津~柳井川、柳井川~中黒岩)は、どちらのページも連続雨量250mmで一致しています。

道路情報提供システムのページは、国道33号の久万高原町内の行の理由を「連続雨量250mm 又はパトロールにより危険と思われる時」と書いています。基準に達していなくても、パトロールで危険と判断されれば止まることがあります。四国地方整備局の事前通行規制区間情報のページにも、同じ趣旨の説明があります。

(2) 連続雨量が規制基準雨量に達しない場合でも、パトロールにより危険と判断される場合は、通行止めとなる場合があります。

雨が上がっても、解除は遅れる

松山河川国道事務所は、解除の手順を次のように書いています。

雨が止んで2時間後に通行規制区間内をパトロールし、安全が確認され、さらにその後の気象条件等を考慮したうえで通行規制を解除します。ただし、夜間の場合は十分な安全確認が出来ないため、夜明けを待ってからパトロールを行います。

夜に雨があがった場合、規制が解けるのは翌朝以降です。夕方に雨が止むのを見て出発しても、その道が通れるとは限りません。

国道56号・192号・196号

四国地方整備局のシステムの国道56号のページには、愛媛県内の行が4つ載っています(宇和島市高串~吉田町立間尻、吉田町立間~宇和町伊賀上、宇和町信里~大洲市北只、伊予市中山町~大平)。国道192号のページには、四国中央市川滝町下山~徳島県三好市池田町白地の行があります。連続雨量の欄はどれも「-」で、理由に「予防的通行規制区間」とあるだけでした。

松山河川国道事務所のページは、予防的通行規制区間を大雪用の区間と説明しています。

大雪時に大規模な立ち往生が発生するおそれがある山間部の峠などの区間を「予防的通行規制区間」として指定しています。

雨の基準ではないため、この記事の雨の表には入れていません。道路情報提供システムの路線の一覧に、国道196号はありませんでした。この3路線に雨量の事前通行規制があるかは、確かめられていません。

高速道路の雨:松山自動車道と今治小松自動車道

NEXCO西日本は、雨・地震・強風の通行止めを、区間ごとに決めた基準値で行うと書いています。

降雨・地震・強風(異常気象等)により災害が発生するおそれがあるため、区間毎にあらかじめ設定した規制基準値に達した時点で通行止めを実施します。

基準値は、「異常気象等による事前通行規制基準」のPDF(R8.8.14現在)で公開されています。愛媛県内の行は次のとおりです。

道路 区間 連続雨量 組合せ雨量(連続雨量と時間雨量)
松山自動車道 川之江JCT~土居IC 350mm 250mm かつ 40mm
松山自動車道 土居IC~いよ西条IC 350mm 270mm かつ 40mm
松山自動車道 いよ西条IC~川内IC 300mm 250mm かつ 40mm
松山自動車道 川内IC~松山IC 「-」(雨量の基準値の記載なし) 「-」
松山自動車道 松山IC~伊予IC 200mm 180mm かつ 40mm
松山自動車道 伊予IC~内子五十崎IC 160mm 140mm かつ 40mm
松山自動車道 内子五十崎IC~大洲IC 190mm 140mm かつ 40mm
松山自動車道 大洲北只IC~西予宇和IC 180mm 130mm かつ 40mm
今治小松自動車道 いよ小松JCT~今治湯ノ浦IC 300mm 250mm かつ 40mm

出典:NEXCO西日本「異常気象等による事前通行規制基準」(R8.8.14現在)。PDFにある、いよ小松JCTの高松方面流入ランプ(連続雨量200mm、組合せ雨量160mmかつ25mm)は省いています。路線名は、PDFでは今治小松道路と書かれています。

PDFの注は、連続雨量と組合せ雨量を次のように書いています。

(注1) 連続雨量とは、雨の降り始めから降り終わりまで2mm/hを超える雨が6時間以上の中断を伴わず継続した場合の累積雨量をいう

(注2) 組合せ雨量とは、連続雨量とその時点における時間雨量の組合せで定められる雨量をいう

たとえば松山IC~伊予ICでは、連続雨量が200mmに達した場合のほか、連続雨量が180mmを超え、かつ時間雨量が40mm以上になった場合も、通行止めの基準に当たります。

伊予IC~内子五十崎ICの行には「※」が付いています。PDFの注によると、過去ののり面災害などで応急復旧した区間で、通常より低い暫定基準値が設定されています。松山自動車道のうち、表に出てくる最も低い連続雨量160mmはこの区間です。

大洲IC~大洲北只ICの行は、表にありません。この区間の基準は確かめられませんでした。

雨が止んだあとの解除

NEXCO西日本は、解除の時刻をあらかじめ知らせられない理由を、次のように書いています。

地震・雨・強風・雪・霧等の異常気象に伴う通行止めの場合は、天候が安定した後においても風倒木の除去作業や除雪作業に加え、道路が安全に走行できる状態になっているかといった確認を、警察機関と弊社双方で行う必要があり、弊社だけの判断で解除できるものではございませんので、あらかじめ、解除予定時間といったものをお知らせすることはできません。

高速道路で松山空港から南予や東予へ向かう日に大雨が降ったときは、通行止めの解除時刻が読めないことを前提に、日程を組みます。松山自動車道で南予へ向かう道は、松山空港から宇和島城への記事にあります。

高速道路の風:NEXCO西日本は10分間の平均風速20m/sが目安

風については、NEXCO西日本のPDFの注に、次の記載があります。

強風については、10分間の平均風速が20m/s以上を目安とし、継続または継続が予想され、必要と認められる場合に通行止めを実施する

これはNEXCO西日本が管理する路線の目安です。しまなみ海道(西瀬戸自動車道)は、次の節のとおり、運営している会社が違います。

しまなみ海道:JB本四高速の風と雨の規制

しまなみ海道は、本州四国連絡高速道路(JB本四高速)が管理しています。JB本四高速の「交通安全のためのお願い」のページは、橋の上の風について次のように書いています。

海峡部の橋上では、思いもしない突風や横風が吹くことがあります。

そのうえで、通行止めの方針を次のように書いています。

本四高速では、強風が予想される場合、早めに全車通行止めを実施しています。

風速の数値は、JB本四高速のページで見つかりませんでした。何m/sで止まるのか、この記事では書けません。

二輪車だけが止まることがある

JB本四高速の通行止め情報のページは、二輪車について次のように書いています。

本四高速道路は、風速によって、四輪車が通行止めにならなくても、二輪車は通行止めになることがあります。現在の道路状況をご確認ください。

二輪車の通行止め情報のページには、西瀬戸自動車道の欄があります。同じ会社の「交通安全のためのお願い」のページは、二輪車だけの通行止めの対象を明石海峡大橋、大鳴門橋、瀬戸大橋としていて、しまなみ海道の橋は挙げていません。二輪車でしまなみ海道を走る日は、通行止め情報のページを見ておきます。

2026年6月の大雨では、西瀬戸自動車道に通行止めが出た

JB本四高速の「異常気象等に伴う通行止めの関連情報」のページには、過去の通行止めの案内が並んでいます。2026年6月24日~26日の大雨では、6月25日14時50分現在の案内に次の記載があります。

大雨の影響により、E76 西瀬戸自動車道で通行止めの区間があります。

同じ案内に、因島南IC~大島南ICの区間が14時50分に解除になったとあります。2026年5月1日の強風と、6月2日の台風6号の案内は、通行止め中の路線が瀬戸中央自動車道だけで、西瀬戸自動車道は入っていませんでした。風でも雨でも通行止めの範囲は出来事ごとに違うため、ここに載せた例は2026年6月の大雨1回分です。

迂回する一般道

通行止め情報のページには、島の中の一般道について次の注記があります。

※E28 神戸淡路鳴門自動車道における淡路島内及びE76 西瀬戸自動車道(しまなみ海道)の島内で一般道が並行する区間では迂回が可能です。なお、一般道も通行規制が実施されている場合がありますので、あわせてご確認ください。

一般道にも規制がかかることがあります。県の表では、上島町の県道338号の3つの橋(弓削大橋、生名橋、岩城橋)に風速の基準があります(二輪車15m/s、車両25m/s)。しまなみ海道本線の基準ではありません。

しまなみ海道で大三島へ向かう道は、松山空港から大山祇神社への記事にあります。

旅行中に見るページと電話

大雨や台風の予報が出た日は、出発前と、宿や休憩場所で、次のページを見ます。運転中に画面を見るのではなく、同乗者に確認してもらうか、停車して確かめます。

知りたいこと 見るところ 電話
県の道・国道の通行規制 愛媛県のページ「愛媛県道路情報に関するリンク」から、国土交通省の道路情報提供システム(愛媛県通行規制情報)へ 愛媛県道路維持課 089-912-2720
国道11号・33号・56号(中予)・192号・196号 国土交通省の道路情報提供システム 松山河川国道事務所 089-972-0034
国道56号(南予) 同上 大洲河川国道事務所 0893-24-5185
路面の様子 えひめの道ライブカメラ(愛媛県のページでは、県内55箇所の路面状況を見られると案内)
松山自動車道など四国の高速道路 NEXCO西日本の交通情報、アイハイウェイ NEXCO西日本お客さまセンター 0120-924-863
しまなみ海道 JB本四高速の通行止め情報、二輪車の通行止め情報 しまなみ今治管理センター 0898-23-7250
愛媛県内の道路情報 日本道路交通情報センター 050-3369-6638

電話番号は、愛媛県の「道路情報に関するリンク」のページに載っているものです。道路情報の調べ先の全体像は、愛媛の道路情報を、出発前にどこで調べるかにまとめています。冬の閉鎖と冬用タイヤの決まりは、冬に愛媛の山の道を走る前ににあります。

松山河川国道事務所は、豪雨のときの外出について、次のように書いています。

豪雨などの異常気象時には、不要不急の外出や移動はおやめください。

今回は確かめられなかったこと

  • しまなみ海道で、風速が何m/sになると通行止めになるか。JB本四高速のページに数値がありませんでした。
  • 国道33号の松山市側(窪野町~千足、久谷町~千足)の、現行の基準。2つの国のページで違います。
  • 国道56号・192号・196号に、雨量で止める事前通行規制があるか。
  • 松山自動車道の大洲IC~大洲北只ICの雨量の基準。NEXCO西日本の表に行がありません。
  • 愛媛県の表の雨量の欄の単位。県道12号の石鎚スカイラインのページから、mmと読んでいます。
  • 規制がかかったときの、通行止めの長さと迂回路の所要時間。

この記事について

ここに載せたページは、2026年10月13日に開いて確かめました。県のページの更新日は2026年3月2日、NEXCO西日本の基準は2026年8月14日現在です。国土交通省の2つのページには更新日の表示がありません。基準や区間は変わることがあります。現地の標識と、道路管理者のその日の案内に従ってください。

出典

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